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訓練プログラムの紹介 困った時の伝え方(小学生:すたぁりっとジュニア)

今回は、「困った時の伝え方」というテーマのプログラムを紹介します。

すたぁりっとジュニアの利用者様の中には、例えば荷物が重くて持って欲しい時に「重い」とだけ言ったり、荷物をそのまま置いたままにして誰かが運んでくれるのを待っていたり、また飲み物をこぼしてしまった際に、失敗したと強く思い込んで固まってしまう方が多くいらっしゃいます。

このプログラムでは、困り事が起きた際に、誰に、どのように伝えたら良いかというセリフを具体的に考えてもらいます。落ち着いた状態で考える中で、対処方法を拡げ、多少の失敗を気にせずに乗り越えていける、また実際に日常生活で周りに困り事を伝えられ、助けてもらったり、サポートがある中で挑戦して経験を積んでいけるようになるといったことを目的に実施しています。

このような力が付いてくると、先程の荷物の件であれば「荷物が重いので、一緒に持って下さい。」と言えたり、飲み物をこぼしてしまった際には、「こぼしてしまったので、タオルを貸して下さい。」ということが伝えられ、失敗に対する恐れも徐々に軽減され、自信を持って取り組めることが増えていくことが考えられます。

プログラムの際の利用者様の様子は、重い、こぼれたといった事実は伝えられる方が多かったです。また「手伝って下さい」と「助けて下さい」を、様々な場面で使用している方もいらっしゃいました。具体的にどのようにして欲しいか考えることを促すと、「○○したから、~して下さい」といったことが伝えられるようになり、解答にも変化がみられる方もいらっしゃいました。プログラムでは、各々が考えてから自分の答えを持って発表し、利用者様同士の意見が交換できるように、解答用紙を使用する場合も多いです。

他者に援助を求められるという能力は、将来社会に出た際にも大切な力になってくることが考えられるため、様々な場面で対応できるように力を伸ばしていきたいです。

すたぁりっとジュニア