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令和初日 朝日新聞にコメント掲載されました!

皆様、いつも弊社HPをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
代表を務めております家住です。
この度令和元年初日、5/1の朝日新聞日刊(朝刊)の社説下、障がい者の就労についてどう思うかという欄に、私家住の意見が掲載されましたのでお知らせいたします。

掲載内容は以下のとおりです。
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親や教師は成長機会を奪わないで

障害者人材育成会社経営 家住 教志

(大阪府 36)

 私の娘には重度の聴覚障害があります。子どもの将来がとても不安でした。そのため、障害者を雇用する側になってみようと、大手外食チェーンの人事部門に転職し、支援学校や施設を訪問しながら障害児の採用と育成をしてきました。

 親と雇用側の両方を経験して分かったのは、社会経験の圧倒的な少なさです。親は長い間、代理行為を行い、成長の機会を奪ってしまっています。特別支援学校は、通う子どもたちのボトムに合わせた教育をしています。重度の障害児にとっては非常に良いですが、知的障害のない、特に軽度の障害児には、成長のための負荷がかかりにくい環境です。それ故、経験値が少なく、能力はあるものの打たれ弱い生徒が多くなりがちです。

 経験値が少ない中で進路を決めなければならず、安易な志望理由で決めてしまうこともあるのでしょう。障害者雇用枠で就職しても離職が多いというのは、なるべくして起こっていると思います。
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文字数の制限もございまして、全てを語ることはできませんでしたが、大事なのは自分の人生に責任を持つことです。極論、学歴・技術(資格)は特に障がい者雇用においてはほぼ関係ありません。自分はどうしたいか、なぜその仕事をするのかを自分自身で考え、決めているかということです。なぜなら、働く姿勢として全て行動に現れるからです。

学歴や資格は使い手次第です。我々支援員も同じです。国家資格を持っていて仕事と割り切っている支援員よりも、資格が無くても愛情や使命感を持って働いている支援員の方が、よっぽど良い支援を提供できるのです。
その姿勢は、人生の経験の中で培われていくものです。沢山のインプットがあって初めてアウトプットできるものが出てきます。アウトプットはその人の考えや思いであり、インプットとアウトプットのサイクルを積み上げていくことで、醸成されていくのです。楽しい経験だけでなく、時には苦しい、悲しい、辛い思いを乗り越える経験も必要です。

それらの経験の殆どは日々の生活で賄えるものです。親や教師の都合で奪っているものは、計り知れません。私も親であり教育に近い立場ですので、仕方のない時があることは承知しておりますが、せめてご自身の感情を保つために奪わないでほしいと願っております。