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自閉症スペクトラム障がいの教育支援プログラム サーツ勉強会実施

2017年9月より当施設にて取り組み始めた、自閉症スペクトラム障がいの子供たちのための包括的教育アプローチ SCERTS(サーツ)勉強会を本日も実施しました。毎月1回の勉強会を続け、間もなく1年半が経とうとしております。

サーツとは、アメリカの名だたる自閉症研究者、言語聴覚士などの専門家によって開発された教育モデルです。内容の難しさもあり、日本ではまだ本格的に導入している機関はほぼない状態です。しかし私たちは総力をあげて1年以上勉強を重ねた甲斐もあり、とても理解が進みました。 例えばエコラリア(他者の発話をそのまま真似ること、オウム返し)では、様々な伝達機能、認知機能の役目を果たしており、多くの自閉症スペクトラム児にとって生産的な言語学習方法で、単なる模倣ではないことが分かってきました。ここからさらに言語レベルの発達を導く方法なども、より具体的にプログラムできそうです。私が初めて障がい者支援に携わったころは、自閉症の方との会話が全てオウム返しで返ってきてしまい、手も足も出なかった記憶があります。

サーツを勉強してみて思うところは、とても素晴らしい内容でありながら、分厚い本と英訳の難しさ故、心が折れてしまい、なかなか理解が進む前に頓挫してしまうのでしょう。 しかし、あきらめずに取り組んできたことで、大きな知識と支援方略を得てきました。これからも毎月実施していきます!